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A day in Tokyo
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Sufjan Stevens @Academy of Music
やってきました、スフィアン・スティーヴンスのコンサートin Philadelphia!ということで数ヶ月前にチケットを購入し、楽しみにしていた私。夫の理解もあり、「せっかくだし、アメリカでは好きなコンサートになるべく行こう」と決めたわけですが、それでもいくつか条件が揃わないと行けないので、本当に嬉しい。まず、夫の仕事の状況が第一。そして、コンサート会場が近くないとNG。そしてもちろん息子の体調・・・などなど、制約はあるものの、日本よりも安いチケット代とアーティストの充実度はやっぱり魅力的。

今回は会場もすごい近い。家から3ブロック、徒歩5分です。
Sufjan Stevens @Academy of Music_b0194576_1317698.jpg
なんとなく劇場風な外観で、期待は高まります。海外のコンサートって、会場も楽しみの一つ!今まで教会やカフェやバーなど、色々な所で観てきたものです。

とはいえ・・・・・
Sufjan Stevens @Academy of Music_b0194576_13183631.jpg
えええええーーーここーーーーー?!
ものすごくオペラ座に似てたんですが。勿論ゴージャス感は劣りますが、それでもロック(フォーク?)のコンサートでここですか?っていう雰囲気でした。シャンデリアだよ・・・。

ちょっと面食らいつつも、期待は高まります。そんな中で登場した前座のDM Stiths。まったく知らなかったものの、しっとり系のSW(シンガーソングライター)でかなり気に入りました。実は彼、前座だけでなくスフィアンのバンドの一員としても参加していたのですが、そんな彼のMC→「スフィアンの近くで演奏するから、彼のダンスも真近で見れてナイスだよ!」私→「(スフィアンって踊るの・・・??)」

というわけでスフィアンのライブですが、一言で言うと「ダンス!!!」なコンサートでした(笑)予想以上に派手めな舞台とパフォーマンスにびびりつつも、彼のエンターテイナーとしての一面を観ることが出来て大満足。だってね、バックダンサーをつけて、自らも歌いながらダンサーと一緒の振り付けで踊っちゃうんですよ!しかもファンサービスすぎる長ーーーいMC。たぶん、私が今までに見たMCの中で一番長い&面白かった!以下、一部紹介。

「今夜僕が演奏するのは、死と、傷心と、黙示録と、世界の始まりと世界の終わり、そして世界の真ん中についてだよ!!今僕らは、世界の真ん中にいるんだ。チケット代に値するライブになるといいな!」
「4階のバルコニーの皆、元気にやってる?リハーサルの時にそっちに上ってみたけど、すごい高くて怖いよね。いやほんとに、どうやって立ってるかわかんないよ、すごいよみんな。僕は水と高所恐怖症だったからさ、まじで怖いんだ。高所恐怖症といえばね・・・(と、学生時代の話を延々と続ける)」
「この曲は鳥についてだから、鳥の羽をつけて歌うよ」

・・・とまあ、私の訳が若干悪い気もしますが、こんな性格なの??って思っちゃうほどお茶目&天然ぶりでした。全然、説明の「死と傷心と黙示録うんぬん」って感じじゃないんですが(笑)
それにしてもノリの良いアメリカ人の観客。というわけで、本場ならではのコンサートの雰囲気を堪能できて、それは嬉しかった!が、一言言いたいのは・・・

「天才&孤高のシンガーソングライター→面白いアメリカ人の兄ちゃん」的なイメージになってしまったんですけど!!

とはいえ、アンコールで一人で登場し、さらっと演奏した2曲(ピアノ&ギター)は感動的ですらあって、そのギャップにやられました。。。あの性格で繊細な曲をかけるんだから、やっぱりすごい才能だよなあー。
by gophillies | 2010-11-13 13:53 | music